4. 整備計画とまちづくり計画

[この記事は、まちづくりブログからの転載です]

(承前)

本山北町まちづくり協議会では、まちづくり構想を実現するための、短期的・小規模な計画を「整備計画」と呼んでいます。

一方、中長期的に取り組む必要のある、より大きな計画を「まちづくり計画」と呼んでいます。


当初、整備計画として設定されていたのは、下記のようなものです。

・カーブミラーの設置

・側溝の蓋がけ(道路の有効幅員の確保)

・電柱類の移設(道路の有効幅員の確保)

・階段の手すり等の設置

・川沿いの安全柵等の設置

・マンホール等の滑り止め

・道路面の工夫による車の速度抑制

・歩行者優先化(スクールゾーンの設定)

・車両の通行時間規制

・歩行者の一旦停止表示

・歩行者および自転車の交通マナー向上

・空き家(廃屋)の適正化

・防犯灯の増設

・まちづくり憲章サインの設置


これらの課題解消状況についての記事が、当ブログ(注:まちづくりブログのこと)にエントリーされています。

トップページから、[テーマ]→[まちづくりの課題]→[本山北町地区の課題解消状況について(一覧)]をたどって、ご覧ください。


2017年度に策定された「本山北町整備計画」は、まちづくり構想の行動目標1「広域防災・安全環境を整える」に沿ったものでした。

南北中央基軸道路と本山第一小学校の周辺道路を中心目標として活動し、一定の成果を挙げました。

まちづくり協議会では次期整備計画として、行動目標2「街区安全・バリアフリー環境を整える」に沿う新たなまちづくり計画を提案、2018年6月24日に開催された第6回総会で承認を受けました。


具体的課題は、以下のとおり。

・空き家や空き地を利用することによる、防災広場や一時待避場所の整備を図る

・セットバックの誘導や、セットバック済み空間の適切な維持により、道路の有効幅員を確保する

・道路の傾斜やカーブの改良、手すり等の上下移動補助設備、カーブミラー、溝蓋等の拡充と適切な維持管理を図る

・5丁目一帯は、周辺の「基軸道路」に接続する主要区画道路(幅員4.0m以上)の配置を検討する

・5丁目一帯は、「基軸道路」につながる路地の「ゲート」部分の空間を拡張し、消防・救助活動スペースを確保する

※本山北町5丁目一帯は、まちづくり計画の「重点ゾーン3」に設定されています。

「災害時避難支援道路」を設定・整備し、本山北町エリア全体において、災害や緊急時に住民や車両がスムーズに移動できるようにするのが「まちづくり計画」の大きな目標です。

(上図は、まちづくり構想・目標2に関する「まちづくり計画」)


本山北町まちづくり協議会

文豪谷崎潤一郎が愛したまち・神戸市東灘区本山北町のまちづくり協議会は、地域の皆さまが安心・安全で豊かに暮らせる、まちづくりを目指して活動しています。

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